2010年9月22日

9月21日(火)バレエボランティアレッスン報告

今日はYOUバレエスタジオと合同レッスンをさせていただきました。

バーレッスンの後、グループ分けをして、中国チーム3名とテネシーワルツチーム4名に分かれてそれぞれ振りを入れ、その後中国とテネシーを数回通しました。

今日のバーレッスンのポイントは2点。
1つはタンジュを出すときにしっかり床をつかむこと。ドゥミポアンを通ってポアンに伸ばし、またドゥミポアンを通って5番に戻すことを意識。前も横も後ろも。
もう1つはタンジュのときもジュッテのときもグランバットマンのときも常に足を遠くに伸ばすこと。膝を伸ばすという意識より、足を遠くにひっぱられている感じ。
以上2点を意識してレッスンをしてみました。

中国は次の11月7日(日)@赤塚に出演決定。テネシーは10月23日(土)@溝の口に向けて全員振り入れ完了です。新作テネシーワルツはとても素敵な振りです。乞御期待!

バレエボランティアの活動に興味がある方は是非10月23日(土)@溝の口か11月7日(日)@赤塚の公演に見学に来てください。御連絡お待ちしております。

2010年9月20日

9月11日 バレエボランティア アダジオクラス報告

9月11日(土)、バレエボランティア特別企画アダジオクラスが行われました。

これは新人募集を目的に、1000円の参加費でアダジオクラスが習えるという美味しい企画だったのですが、ここだけの話、新人は集まりませんでした。(^_^;)

それでも男性5名、女性5名とアダジオクラスとしては最適?な人数で楽しくレッスンができました。

今回先生をお願いしたY先生は某バレエ団のプロのダンサー。ポーズ一つ一つがカッコイイ。ありがとうございます!

本日のクラスは基礎重視でした。私が個人的に気づきの点は以下の通り。

その1.バーのバトマンタンジュ、タンジュをゆ~っくり出す。行きも帰りもドゥミポアントを通ってじ~っくり、じ~っくり出しました。足がつるかと思った。

その2.ピルエットをゆ~っくり回る。3回4回と回ろうとせず、2回きれいに回ってみる。沢山回ろうとして首を付けすぎて首に妙に力が入っていたので、ゆっくり回って矯正ができました。

その3.男性に手を引かれて歩く。実は最も難しく上手に見えない動きです。舞台の上で上手に歩けたらそれだけでプロっぽく見えますものね。首の付け方も難しい。

では今日の課題を備忘のためにご報告。

上手から出て行ってクロワゼでポーズ、パドゥブレでセンターまで移動して1番アラベスク足を降ろしてストゥニューして手はアンオ手を降ろしつつパドゥブレ4番ピルエットからおへそを7番(上手)方向にして1番アラベスク足を降ろしてクロワゼに降りて男性が出す手を左手で取って上手から後ろに向かって1周歩いてセンターでクロワゼポーズ、そこからパドゥブレ4番ピルエット下手へはける。

お疲れ様でした。新人募集にいきなりアダジオクラスはきつかったかしら?また新人募集イベントやりますよ。是非参加をご検討ください!

次回ボランティア公演は10月23日(土)@溝の口(朝8時溝の口駅集合!)です。出演ダンサー・お手伝いをしてくれるサポーター募集中です。ボランティア公演を見学したい方、通常の練習を見学したい方、事務局までメールをよろしくお願いいたします。

公演報告 シニアレジデンス町田

9月19日(日)本日はアツミバレエのみなさんとご一緒に、シニアレジデンス町田に客演させていただきました。

今回の出演者は小学校1年生3人、小学校3年生2人、中学校1年生1人、高校生2人、大人4人の合計12名。

小学校1年生達はかわいかったぁ。舞台に出てきただけで客席の皆様の声が「かわいぃ!」とのお声かけを頂きました。この1年生達、舞台が始まる前ははしゃいで廊下を走り回って施設の方にお小言を頂いていたのに、舞台が終わった後、施設のご厚意で美味しいお食事をごちそうになったのですが、舞台の興奮が冷めなくて、胸がいっぱいでほとんどお食事に手を付けられませんでした。

本日一緒に出演したEちゃんの感想。バレエの舞台は、客席は真っ暗で見えないのが普通で、ライトの中で何も考えずに音楽に集中することができるけれど、ボランティアではしっかり客席の皆様の表情や息づかいまでよく見えて、なかなか集中しにくく役に入り込みにくいのが難しい・・・。また、いつもトゥで踊っているので、バレエシューズで踊るのは難しい・・・。本当にそうですね。

シニアレジデンス町田の皆様は、バレエの鑑賞の機会にはおしゃれをしてきてくださいます。前回も素敵な着物の方がおいでだったのですが、今回も皆様美しいお召し物でおいでくださいました。レクリエーション担当のスタッフAさんは、舞台のために普段の制服から華やかなワンピースにお召し替え。舞台を一緒に楽しもうという皆様の暖かい心遣いが感じられました。

本日踊ったのは星影の小径と中国。中国の振りは難しいバージョン。ピルエットは、きたないダブルより美しいシングルをとも思ったのですが、本番は2回ともダブルが成功!星影は曲の間全て男性にサポートしてもらえるので、トゥシューズで踊りました。

次の舞台は10月23日(土)@溝の口です。こちらの施設に伺うのは3回目!前回も前々回もとても暖かく迎えて頂きましたので、またお会いできるのがとても楽しみです。新作テネシーワルツを振り付け+練習中ですので、お披露目したいと考えております。

2010年9月7日

出演感想 レストヴィラ浜川崎

今回の公演にダンサーとして出演いただいた方より、下記の感想をいただきました。
ありがとうございます!

↓ここから

バレエボランティアに参加してきました。今回で5回目。楽しかったです。私は「くるみ割人形」の”トレパック”と「白鳥の湖」の”パ・ド・トロワ”を踊りました。

バレエボランティアに参加すると、私は、アンナ・パブロワのことを思い出します。

パブロワは、世界中で公演しましたが、当時の日本を含め、立派なホールなどが整っていない国も多く、小学校の体育館か教室のようなところで踊ることもあったようです。また、今のようにメールがある訳ではないですから、連絡も大変だったでしょうし(特に外国公演の場合)、行ってみるまで会場がどんなコンディションか分からないことも多かったようです。

しかも、日程はギリギリなので、充分なリハが出来ないことも多い。それでも、いつも、目の前の観客のためになんとか辻褄を合わせる・・・。プロダンサーであるというのはそういうことなのでしょう。

バレエボランティアに参加されている方たちは上手な方が多く、振りを覚えるのもあっという間。1回ざっと振りを教えてもらって、もう次は本番!というような状況でも踊れる方ばかり。会場に合わせて振りを変えて・・・といった、臨機応変の対応能力も高いんですよね。

会場の広さや床の固さに合わせ、歩幅を変えたり、ジャンプやリフトの高さを変えたり・・・というのを、短時間の間に頭を切り替えてやらなくてはならない。複数で踊る場合は、一言二言交わしただけで、そういう調整が出来ないといけない。

私は、まだ、みなさんのようには急な変更が出来ないので、毎回冷や汗ものです。でも、きっとこういう「臨機応変の能力」というのも、バレエの技能のひとつなんだと思います。バレエの技術というと、何回転出来るか?とか、脚がどれくらい上がるか?ということを思い浮かべてしまうけれど。

生徒の立場で舞台に立っている場合は、先生がお膳立てしてくださるので、臨機応変で対応しなければならない範囲というのは、もちろんあることはあるけれど、バレエボランティアで体験する「臨機応変」に比べればずっと範囲が狭いと思います。

こういう「実践」が沢山体験出来るのもバレエボランティアの魅力かもしれないと思います。こうした「実践」で鍛えていれば、発表会で起こるハプニンブ(振りを間違えてしまったり、位置取り間違えてしまったり)などへの対応能力もぐっと高くなりそう・・・。

ボランティアというのは、他の方に喜んでいただくためにしている・・・というのもあるけれど、実は、いただくものの方が多い・・・というのは、他のボランティア活動をしても(そんなに多くの経験がある訳ではないのですが)感じるのですが、バレエボランティアも同じですね。

実は、トレパックで大きく間違えてしまい、練習不足を反省したのですが、他方で、「こんなフォローをすれば、不自然でなく見えたはず。色々な対応策があったかも」と後で考えました。間違えた場合のフォローの第一は、堂々とした態度と笑顔だと思いますが、その他にも色々な「手」があると思います。

今回は出番の合間に、待ちのダンサーが観客席に入り一緒に鑑賞することが出来て、出演者と観客の距離がぐっと縮まり良かったと思います。

観客席の中に入ってお年寄りの方と一緒に「祭り」を見ましたが、これ、本当に素晴らしい作品ですね。観客席の中にいたから分かったことですが、出演者が何かするたびに、「うわぁ!」「おぉ!」という感じで、歓声があがったり、「ほぉ!」とため息が出るんです。みなさんがどんどん踊りに引き込まれていく感じがすごくよく分かりました。

今回の施設は車椅子の方も多く、そのため移動にも時間がかかるけれど、出来るだけ自分の力で動くことを職員の方は大切にしているように思いました。

みなさん明るくてフレンドリーで、私たちにも積極的に話しかけてくださったり、あちらから手を握ってくださったりしました。また、日ごろから居住者どうしの交流もさかんで、お互いを気づかっているように思いました。

子どもの頃バレエを習ってらしたという81歳のおばあちゃまとヒデキ先生が踊られて、とてもステキでした。

秋は仕事の繁忙期なので、しばらくまた参加出来ないかもしれませんが、次回の参加までにレッスンを重ねて上達して、少しでもいい踊りを見ていただきたいな、と思っています

2010年9月5日

公演報告 レストヴィラ浜川崎

9月5日(日)レストヴィラ浜川崎でボランティア公演をいたしました。

日本にバレエを根付かせた歴史上の人物であるナデジタ・パブロワ先生と一緒に戦地へ慰問公演に行ったというおじいさまがいらっしゃいました(おじいさまは音楽家だそうです)。

貝谷八百子先生や谷桃子先生もご存知で、あの歴史的に有名な歌舞伎座の公演も観に行ったとおっしゃっていました。

私は貝谷先生のお弟子さんからバレエを習いましたし、メンバーの中には谷先生のお弟子さんからバレエを習っている人もいます。

時の流れがあって、人と人との繋がりがあって、今私がバレエを踊っているのだと感じました。私がこうやって踊れるのもおじいさま方の世代があってこそだと、感謝の気持ちになりました。

観客の皆様がとても暖かかったです。公演が始まるのに時間がかかり(15分遅れ)、舞台は1時間あり、その後写真撮影をしたりして1時間半はずっとおつきあいいただいたのですが、とても楽しんでいただけたことが、声援や笑顔で我々出演者に伝わりました。

観客の皆様の声はすごく良く聞こえます。「あら、もう終わり?」とか言っていただくと、楽しんでいただけたんだなぁと嬉しくなったりして。

歌のゲストも、音響トラブルもなく、とても美しい歌声を披露していただきました。ゾクゾクするような美しいハーモニーでした。

さてさて、今回のボランティア初参加者は2名、お手伝いにも2名の初参加者が来てくれました。感想を頂いたので、ご報告。

★観客との距離の近さに驚きました。バレエの発表会は自分のために踊っている感じがしますが、ボランティアで初めて人のために踊った気がしました。一歩新しいところに踏み出した感があります。

これまで何度も参加してくれているダンサーのご意見。

★何度かボランティアに参加させていただいていますが、会場が違っても、楽屋が違っても、初めての場所にいきなり行って、臨機応変に対応することを毎回学びます。

本当に、「 臨 機 応 変 」大事ですね。どんな状況でも観客の皆様に楽しんで貰うために楽屋内は見せない。アマチュアではありますが、プロ意識を持って舞台を作りたいです。月に1回も舞台を作っているともう半分プロみたいなものですもの。

それもこれもダンサーの皆様や協力してくださるサポーターの皆様そして我々を呼んでくれる施設の皆様のおかげです。ありがとうございます。

念のため備忘のため、今日の演目は以下の通り。

1.スペイン
2.中国
3.トレパック
4.ドールズファンタジー
5.パドゥトロワ
6.星影の小径
7.川の流れのように
8.(歌)赤い花青い花、私の青空、黄昏のビギン
9.祭

次の公演は10月23日(土)@溝の口です。その次は11月7日(日)@赤塚です。また皆様とお会いするのを楽しみにしております。